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自分で鳩駆除を行うと法律に触れる?
普段何気なく見かける鳩ですが、鳩駆除を個人で勝手に行うと法律違反になるということご存知でしょうか?
鳩は『鳥獣保護法』により保護されているので、個人が許可なく鳩駆除をすることは処罰の対象になるので注意が必要です。
特に日本では5月10日~5月16日の期間を愛鳥保護週間(別名:バードウィーク)と呼んでおり、鳥類保護連絡協議会が自然保護の大切さを目的として設けられました。
そのような理由から、駆除の方法や駆除グッズとは別の観点からも鳩駆除は個人では難しいとされています。
そもそも鳥獣保護法とは、どんな法律なのでしょうか?
以下で詳しく見ていきましょう。
『鳥獣保護法』とは?
鳥獣保護法は、鳥獣の保護または狩猟の適正化を行うことで、生物の生活環境の保全、生物の多様性の確保を行うことを目的として設けられました。
対象となる種類は野生の鳥類や哺乳類となり、鳩もその中に含まれます。
これらの生物による被害が出たからといって、個人で許可なく殺傷、及び損傷させてしまったり、捕獲などを行った場合は犯罪とみなされ、罰則が課せられる事があります。
更に気をつけなければいけない点は、直接的に傷をつけるような行為でなくても、衰弱させる行為を行った場合(毒餌など)や過度な威嚇行為(ホウキなどで追い払う)を行った場合も違法行為になってしまう可能性があります。
また、鳩自体ではなく卵を傷付けたり、採取、移動させる事は禁止されていますので、間違っても傷付けたり割ってしまったり、他の場所へ勝手に移動させたりしないように注意してください。
万が一、鳥獣保護法に違反し、許可なく駆除したり傷付けたりした場合には、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられます。
また、雛や卵自体に触れなくても巣を落としたり撤去したり、巣がある樹木を伐採することも違法となっています。
場所を問いませんので、もちろん自分が所有する土地の場合でもです。
鳩の被害に悩まれたらどうすればいい?
上記の鳥獣保護法により、鳩の被害に悩まされている場合や鳩がベランダに巣を作ってしまった場合でも個人で撃退したり卵や雛を駆除することは禁止されています。
その場合は、鳩駆除や鳩対策専門の業者さんに依頼しましょう。
業者さんであれば、当然鳩駆除の許可を得ていますので駆除や対策を行う事が可能ですし、駆除後の対策などもまとめて引き受けてくれます。
鳩駆除は良かれと思って行った行為が違法になってしまう可能性がありますので、その様な事が無いように専門業者に依頼するようにしましょう。